今日は2020年5月18日、ニュージーランドの新型コロナウィルスの警戒レベルが2に引き下げられて、子供たちが8週間振りに学校に登校しました!
まだまだ気が抜けないとは言え、これは大きな一歩です。
そして、ロックダウン中に5歳の誕生日を迎えた息子は、今日が小学校初登校となりました。
緊張した顔で教室に入って行きましたが、楽しめているかどうか、やや不安もあります。
さて、登校は初でしたが、ニュージーランドの学校はロックダウン中もカリキュラムが用意されて、多くはオンラインラーニングで勉強を続けていたので、息子も、2学期が始まるタイミングでオンライラーニングの課題を頂いていました。
小学校1年生(5歳)向けなので、勉強すると言うよりは、楽しむことがメインの課題だったように感じますが、せっかくなので、どんな内容だったのかを紹介したいと思います♪
※ニュージーランドの小学校は統一されたカリキュラムではないので、あくまでも一例です※
週末に1週間分のカリキュラムがシェアされる

毎週末に月曜から金曜までのカリキュラムがGoogleクラスルームにシェアされます。
それに必要な印刷物もシェアされるので、プリンターがあれば、プリントアウトしておきます。
週末に全体のカリキュラムが見れるので、やる事とやらないことを決めたり、少しアレンジして、独自のスケジュールに変えてボリュームを調整したりできたのがよかったです。
あと、小麦粉粘土を作ろう!とか、小石や葉っぱを拾ってきて〜なんていうものもあったので、事前の散歩の時に収集ができました。
朝はフィットネスから
課題は1日ごとにリストになっていたのですが、毎日一番最初に書かれていたのが「モーニングフィットネス」でした。
朝は軽い運動から始めましょう!ってことですね。
日本のラジオ体操のようなものがないのと、子供が飽きないために、日替わりでYoutubeのリンクが紹介されていました。
例えばこんなYoutube動画です。
ダンスはとても簡単で5歳の子供でも簡単に真似できますし、歌も簡単に口ずさめます。
有名なホーキーポーキーのダンスです。
ニュージーランドでは幼稚園などでもよく踊っているので、みんな踊れます。
これは、うちの息子が一番ハマった、5ミニッツスーパーヒーローワークアウト。
動きがスーパーヒーローの動きなので、好きな子は何度でもやりたがると思います。
こんな感じで、保護者と一緒に軽い運動から、一日がスタートします。
リアルタイム授業はあったりなかったり
息子くんは1年生という事もあったのか、Zoomなどを繋いでのリアルタイム授業はありませんでした。
色々周りの話を聞いてみたのですが、1年生でも、朝一だけみんなで顔を見せて挨拶だけします、という学校(クラス)もあったようです。
学年が上がると、それのぞれの授業で先生が教えるリアルタイム授業があって、何時何分にオンラインに繋いでね、という指定があったようです。
これについては、学校ごと、先生ごとにカリキュラムの違うニュージーランドでは「そういうもの」という感じですね。
ライティングはアルファベットの練習
1年生なので、アルファベットを書く練習です。
平仮名のあいうえおを練習するのと同じ感覚で、ノートに書取りしました。
1ページで20回ぐらいかな?
しかも、今日は「a」じゃなくて、今週は「a」、なので、本当に繰り返し練習する、と言う感じです。
そして、書取りをした後に、「a」のつく言葉、例えば「ant」とか「apple」の絵を描きます。
次は、センテンスの勉強なんですが、これも1週間ごとで、今週は「I can〜」ね、とか、今週は「I see~」ね、とかになります。
「I can~」だったら、「I can jump !」と言いながら一緒にジャンプしたり、「I see~」だったら、実際に見えるものを指差しながら、「I see a water bottle!」とか言う感じです。
あとは、絵本の中からそのワードを探したりしました。
うちは日本語の絵本と英語の絵本の割合が半々ぐらいですが、絵本の中からセンテンスを探すのは、結構大変でした。
算数はインターネットを有効活用!
プリントを印刷できるように用意してくれていたり、家にあるものでパターンを作る練習をしたりしたのですが、息子がハマったのは、インターネット上にある無料の算数勉強サイトです。
学年やレベルに合わせて好きなのができるのですが、息子は海の中の生物の数を数えるのが気に入ったみたいで、何度も繰り返しやっていました。
サイトはこちらです。
イギリスのWebサイトのようですが、算数だけでなく、言語や理科などいろいろな教科の勉強に使えるようです。
アートやテクノロジーも忘れないで!
ニュージーランドの小学校のカリキュラムには、アートも絡んできます。
読み書き算数の勉強がアートやサイエンス、テクノロジーと密接に繋がっている印象です。
と言っても1年生なので、小麦粉粘土を作って、「a」の形を作りましょう、とか、紙飛行機を折ってみましょう、とか、散歩に出かけたら石を拾って、アリの絵をペイントしてみましょうとか、そんな程度です。
小麦粉はロックダウン中に品薄になったので、うちではやらなかったのですが、紙飛行機はいろいろな折り方をしてどれが一番飛ぶか、とかをやっていました。
同じ折り方でも、羽を少しVの形に近づけてあげるとよく飛ぶ!とはしゃいでいたので、それにどういう力が働いているのか、と言うのを一緒に考えたりしました。
まとめ
入学から4週間、オンラインラーニングをしましたが、家で勉強を教えると言うような硬い考え方ではなくて、一緒に楽しみながらカリキュラムを体験すると言うスタンスで勉強できたかな、と思っています。
送られてきた課題を全部しなくてもいい、と言うのもプレッシャーがなくてよかったです。
一応、課題は写真に撮って、先生にメールで送ってましたし、水曜日まで何も送らないでいると、先生から「課題をするのに何か問題があったら気軽に相談してね」とメールが来たりもしました。
何にしても、特に低学年の子供たちを何人もまとめて授業を行なっている先生たちは「やっぱり凄い」につきます。
家庭で勉強を思うように進めるのは、子供が何の助けもなく自分で勉強できるタイプの子供でなければ、親の負担が半端じゃない、と言うことが実感できた4週間でした。
学校再開には多少の不安がまだありますが、学校生活で、家では体験できない事を色々吸収してくれたらいいな、と思います。
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